2017年03月30日
在宅入門編
公費負担医療制度の目的と各種制度
病気の種類や患者の所得の状況等によって、国や地方自治体が自己負担を助成してくれる制度があります。
様々な種類の制度がありますが、総称して公費負担医療費制度とよばれ、社会的責任に基づく補償や公衆衛生の向上などを目的として実施されます。
在宅医療は患者の自己負担が重くなりがちで、高額な負担から在宅生活をあきらめ、介護施設や慢性期病院等に入所・入院する方もいます。
こうした患者さんに公費負担医療制度を適用できれば、自己負担を抑えて在宅生活を継続できる可能性が高まると思います。
在宅医療に携わる人たちは公費負担医療制度に関する知識をしっかり身につけ、患者さん家族に制度の利用を的確に提案出来るようにしておく事が大切になります。